大学生チャリダー
朝、ローンパインを出発して様々なことに考えを巡らせながら走っていると
後ろから「HEY!」と声が聞こえて振り返ると
若そうなアジア人が自転車で追走してきていた。
彼は奈良出身の日本人ヒロセ君、ロスから出発して同じくデスバレーを越えてきたらしい。
同じ地獄を越えてきたのでスグに意気投合した。
こっから向かう先といえばヨセミテぐらいしかないので自然と道を共にした。
まだ、出発して日が浅く旅の要領がわかっていないようであった。
水を切らして死にそうになって道脇の落ちてる容器の水を飲んだりしたらしい。
それだけではなく、少し天然が混じっている感じもする。
知ってる前提で喋っていたのに実は知らなかったとか
「ホットスプリングスって興味ある?」
「あります!」
「浸かったことある?」
ポカーンとしていて
「知ってるよね?」
「なんですかそれ?村の名前かと思いました」といった感じだ。
しかしながら、体力に関しては郡を抜いている。私が6kmで進む坂を10kmぐらいで進める健脚の持ち主だ。
彼とは当分一緒にいることであろう。
ローンパインからの道
キーオホットスプリング
レーンがあって完全にプールである
奥の別のは暖かい
夕食、ヒロセ君は即席麺を食べているらしい。
最初を思い出すようである。
キーオホットスプリングにて眠りにて一泊した。