【早すぎる雨】Huanhambra〜ElLimon-ペルー
2017年10月29日
3000m級の高さのチャリダーの休憩所から一日が過ぎ、0mまで一気に下って再び3000mを上らされていた。途中で民家の人にお願いして家の裏にテントを張らしてもらった。
「ベッドもあるからベッドで寝なよ!」と言われたものの、ノミの恐怖を知っている今ではテント以外は安眠できるところはない。
今日の出発時には昨日頑張った分高いところにいた。
崖の道を地道に上っていく。途中で霧が出てきて山頂が見えずに上りを延々と走っている気分で精神的に辛い。
傾斜から平らになっていき、山頂がもうすこしだと感じさせる。
山頂だが何も見えない!!
霧がこすぎて体に水滴がまとわり付いてくる。
Celendinという街まで全部下りだった。 Celendinでは殆どの人がカウボーイハットのような帽子をかぶっていた。そういう文化らしい。
人が賑わっていた。聞いてみると今日はお祭りらしく周辺の村々からも人が集まっている。
結局、昼食を食べてからジュースを飲んだだけで町を出た。このとき食料を買っておけばと後悔することになった。
あの帽子のモニュメントまであった。
走っていると進行方向から暗雲が立ち込めてきた。
これは一雨くる…!
雨をやり過ごせそうな場所を見つけようとペースを上げる。幸いにも10分後にトゥクトゥクの車庫を見つけて転がり込む。と同時ぐらいにパラパラと降り始めた。
大雨!!
時間はまだ14時だったが待てども待てども止む気配はなく15時を過ぎてしまった。途方にくれているとここの持ち主が帰ってきたので、ここにテントを張っていいか聞いてみると許可が降りたので屋根の下でテントを設営する。
食料のパンも朝に食べきってしまったし、すぐに食べられるものはモナカ(食べかけ)。カバンを探ってみると、取っておいた鯖缶とインスタント蕎麦と高級インスタント食があったのでとりあえず明日までは大丈夫そうだ。カナダで高級インスタント食をくれたデイブ、ありがとう。
蕎麦とインスタント食を食べながら気配を感じて後ろを向くと6匹の犬がヨダレを垂らしながら見ていた。しかたないので少し分けてあげる。
一匹の子犬が「もっとよこせ!!」と吠えてきたので、欲張りの子犬だけ追い払った。
腹いっぱいになり早めにテントに入った。
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