サンタロサリア~ロレト【人種差別と】
10月24日
朝、たきぎをする
カモメが飛んでいた。
朝日がとくべつ綺麗だった。
今日も今日とて走ります。
走ってから休憩、お店にて
40度はある日中はコーラを毎回飲み
すっきりしてから走る、を繰り返す。
ロレトのすこし前まで汗をだらだら流しながら
到着した私たちは軍隊の検問待ちをしていた。
チョンが先に受けたのだが、なにやら長い
二人とも終わって、走りはじめたときに聞いてみると
「人種差別」を受けたらしい。
なんでも、香港出発と聞くやいなや
「チーノ!チーノ!」(中国人の意味)やら
「パスポート見せろ、麻薬もってないのか?笑」
実に気分わるいじゃないか!!
フォローできなくて申し訳ないことを伝えると
チョンは「はじめて受けたけど、気にしてないよ。それに銃持ってるから危ないよ」と
旅をはじめてから始めて差別を実感した。
それはその人の人柄を無視した、偏見という暴力だった。
チョンはとても気が利きいいヤツだ。
一度、○んこを踏みそうになった私を押して助けたぐらいだ。
変な話は置いといて、中国人という偏見だけで
決め付けるなど人間性が低いと思うし、なによりツマラナイと思う。
食わず嫌いしているようなものじゃないか。
嫌いというには、接してからでも遅くないだろう。
そしてせめて、チョンの味方でいようと思った。
やっとひさびさの街、ロレトに到着
なんだか時計台の近くがにぎやかだった。
その日はちょうどお祭りの日で
コンサートをやっていたので、音楽を楽しんだ。
なんだか音楽に私はゆかりがあるな。
その夜、しこたまビールを飲みチョンが
「タコスあんまり好きじゃないの?」と聞いてきて
「実はあったら食べるぐらい」と答えたら
ショボーン(´・ω・`)としていた。
その後飲み続けて
「ちょっと酔ったみたいだ笑」とハニカミながらと言われたとき
差別のことは少し晴れたかと思い、その言葉を聞いて私も笑った。
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