【猿とアライグマと人間の三つ巴】マヌエルアントニオ公園 -コスタリカ
2017年4月5日
ケポスのホテルの人に言われた中央のバスターミナルにて国立公園行きのバスを待つ。
5分ほど待つとバスが来て、290コロン(60円)払って乗り込む。
自転車では絶対に押すことになるであろう急斜面をバスがキリキリと上っていく。
15分ほどで到着、降りた反対側の道の奥に入り口があるらしい。
こういう時は他の観光客を参考するに限る。
歩いていくと再びコンクリートの道路繋がり、右側に入り口が見えた。
左のチケット売り場で先に購入しなければいけない。
しかし、そのチケット売り場の職員が馬鹿にした態度をとっていたのは腹が立った。
どうしもアジア人は全てのことをチーノ(中国人)と言いたいらしい。
落ち着いて説明したものの
「おいwwチーノがなんか言ってるぜwwwwww」
暖簾に腕押しなので19ドル分のコロンを払い、入り口の方に向かう。
ここから入り口につながっている。
この生き物が全部いるのか!ワクワクしてきた!
地図を確認する。1日かけてやっと周れそうな広さだ。
入場!
入口付近の左側の林からカサカサという音が聞こえ、注意して見てみると
鹿のような生き物が居た。が草が茂っていて上手く捉えられなかった。
なんだか植物園にでもいる気分だ。
ルートによっては風景も眺められるのでそのポイントに行ったが
微妙であった。
ここは動物を主体で見たほうが楽しめることに気がついた。
移動しまくっていると時間がなくなってしまう。動物を探すことにした。
歩いていると猿と遭遇した。
近寄ってくる!?
と思いきや通り過ぎて、だらしなく寝っ転がった。
だらしすぎやしないか?
人間自体には敵対意識は無く、のんきに横切ったり写真を撮られたりしていた。
なんだろうこの図は?
「俺の肛門大丈夫か?」
「見ただけじゃわからない、指入れてみるぞ!」
「うわぁ…」
右からそう言っているようにも見える。
人が集まっているところには何か居る。イグアナである。
この子の周りには集団ができており、一人の荷物がすぐ側に置いてあり
取れないでいるところに段々と集団ができたらしい。
よくカニの殻が落ちていた。サルたちが獲って食べているのだろうか。
贅沢なやつらめ。
鳥が一生懸命、木を突付いていた。ケツァールではない。
アライグマまでいるなーと思ったら、他の場所にもそこらじゅうに沢山いた。
しばらく歩くと、ビーチに出た。
バカンスに来ている人たちも大勢いるようだ。
バカンスはここじゃなくてもいいんじゃないか?
その観光客を猿とアライグマが荷物の食料を狙っている光景にはよく出くわした。
食料を持たない自分は関係ないのでとても興味深かった。
猿はすばしっこいが
アライグマは少し鈍くて、取り損なって帽子で叩かれそうになったりした。
大きめのイグアナ。
お分かり頂けるだろうか?
ナマケモノが居るらしい。
管理員に「ナマケモノってどこにいるの?」と聞くと
「お、チーノが俺に何の用だい?なに、日本人?そうか、わかったぜチーノ!それでチーノは何を聞きたいんだ?」
全然わかってないじゃんか!
ここまで言われるのは初めてだ、コスタリカ人嫌いになりそうだよ…。
ナマケモノもよくわからないし。
時間も無くなってきたので、半ば諦めて出口に向かった。
お分かり頂けるだろうか?
目視で今度はハッキリと確認できて
感動していたものの写真にするとなんだかわからない。カメラが必要か?
見たかったケツァールをお目にかかることはできなかったが
ナマケモノは見つけられたので満足して帰路についたのだった。
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