【新天地へ】Ushuaia〜Santiago−アルゼンチン
ウシュアイアではこの「backpacks」に1週間ほど滞在していた。
チェックインしたときにチャリダーは1泊無料ということを知っていたので、そのことを聞くと「いま人がいっぱいでそんなこと言ってられないんだ」そこをなんとかというと「3泊してくれたら1泊分安くするよ」ということで泊めてもらっていた。
ウキウキで6泊して、もう1泊分安くしてもらおうとしたら「もうだめだよ」と言われてガックシ。
がここのヌシっぽいオッサンと気が合わず、リビングで居座っているので部屋の優しいおじさんとばかり喋っていた。
ウシュアイアのハードロックカフェ。お高くて行けないが、アラスカからなんどか見かけてるので謎の親密感は感じる。
30%はあろうかとという傾斜。こういう坂ばかりだからびっくりする。
ウシュアイアは空気がヒヤッとしていて気持ちもスーッとする町。景色も抜群に良い。
もう使われていない船がモニュメントで残っていた。景色とマッチしていて、不思議な気分にさせる。
適当に自転車で散策するも、景色の美しさとは裏腹に虚無感だけが心のなかで渦巻いていた。
海外のおなじみの文字モニュメント。正式に「チャリで来た」感がある。
2018年5月25日
朝の3時に起きて、新天地に向かうためにプンタアレーナス行きの5時発バスに間に合うように用意をしたが、朝食を作りすぎて食べるのに時間がかかりギリギリだった。
BusSur社さんのバスを使わせてもらった。暖房が効いておらず、事前情報がなかったら凍えてゆっくり過ごせなかったかもしれない。
一応厚着とブランケットの準備をしておいたほうが良い。
リオグランデでそれぞれのバスに乗っていく、だから本来暖かいはずのバススールさんも乗り合いバスだったので暖房が切られていたのか。
そしてせっかく早起きしたというのに、待合所で10時までの2時間ぐらいの待ちぼうけ。
これも出発が10時なのもオフシーズンでリオグランデまでのバスが乗り合いだったからだろう。シーズン時期なら5時ではなく、もっと遅くに出発だ。
本来のバススールさんのバスに乗り換える。さっきより数段ランクアップした感じがする。
軽食でパンケーキと飲み物が配られた。ペルーのアヤワスカ行ったときのサンドイッチの方がいい…。
いままで走ってきた道のりをあっという間に逆走していく、走っていた時を思い出す。
何もなさすぎる。
ウインドウズの初期壁紙かな?
ノータイムでフェリーに乗り、向こう岸へ。
バスにまた乗り換えて、再び走り出す。わざわざ降りる必要はあまり感じない。
ぼーっと思い出にふけりながら景色を眺めているとプンタアレーナスに到着した。
こっから選択肢が2つあった。
1つ目はこの街で一晩すごしてから空港に向かう方法。
2つ目はこのまま空港に向かい、空港で一晩過ごすという方法。
雨が振りそうなのと、泊まる場所を見つけるのに苦労しそうだということ、もう半分暗くなってきているということ。
それらを考慮してここから、BusSur社のタクシーで1500円ほどで空港まで行けるそうなので、もう行っちゃうことにした。
乗り合いタクシーの見た目だったが、利用者が自分しかいないので実質貸し切りだった。窓を少し開けると潮風が少し鼻をくすぐり、センチメンタルな気持ちが加速した。
乗り合いタクシーの運ちゃんが「エレベーターの下でみんな寝てるよ!」と言っていたので、自分一人でお客さんもほぼ居なかったので、堂々とマットと寝袋を出してマイプレイスばりにリラックスした。警備員のひとに何も言われなかったのでノープロブレム。
出発当初の空港で寝るのも、手間取っていた自分は居なかった。
次の日
空港のカフェテリアに向かい、朝食を食べる。
コーヒーとスクランブルエッグとパンで1500円ぐらいする。正直高い。
1食500円ほどで食べたいところだが、他にモノがないので仕方なく注文した。
普通に美味い。
この人達それぞれがどこに向かうのかと想像してみる。家族に会いに行くのか、旅行に向かうのか、はたまた果てなき旅路へ向かうのか、どれにしても微笑ましいなあとか思ったり。
重さに関しては24kgと自転車32kgに収まればいいので、余裕の通過だった。
待合スペースでゆっくりする。ここにきて、なんだか手に汗にぎってきた。
新たな旅路でワクワクしている。
チリの国内線は1ヶ月前に取ればなんと、5000円で首都まで行けるので、ウシュアイアまで行った際はオススメ。
今回はSKY空港さんでまずはサンティアゴまで行きます。
離陸!なんど体験しても、子供のようにずっと窓を直視する。
あっという間に上空に、フハハ蟻ん子どもめー!とかやってみたくなる。
2時間ほどでサンティアゴに到着。ここにも自転車で来てるが、空港着なので新鮮な気分。
後半につづく。