【大理石の洞窟】CerroCastillo〜RioTranquiro−チリ
2018年4月3日
「雨もあがったなー!」
そこには晴天とはいいきれないが、キレイな青空がチラチラとこちらをのぞき込んでいた。
洗濯物は残念ながら乾かずに、水を含んだ重さのまま洗濯紐にぶら下がったままだった。仕方なくそのまま自転車にくくりつけて、走りながら乾かそうと思う。
パンツとか乾かしながら走るのにはもう慣れている。
快感さえ感じる。
走り出してすぐに前方からグリズリーが自転車をこいでいるのかと勘違いする見た目のチャリダーが近づいてきた。
そのグリズリーと情報交換をして、これからアスファルトがないことに絶望する。
「でもキレイだったから、楽しいと思うよ頑張って」
クマのような見た目の男だが、その心遣いに繊細なものを感じた。
お互い挨拶して別れてそれぞれの道を走り出した。
トトロでも住んでいると思わせる森の道。ネコバスも通りそうだ。
こいつは人間に生まれていたら絶対イケメンだった。
16時にはリオトランキーロに到着。直訳すると静かな川。
「トランキーロ」というスペイン語は
「熱くなるなよwwトランキーロwwww」
と落ち着かせるときに使えるので覚えておきたい。
そのまま観光スポットのマーブルカテドラルツアーを見に行くと
「いまから出るから一緒に行くかい?」
こういうときは即断してしまうと良くないが明日も曇りで期待できない上、このツアーが最後らしかったので同行することにした。
マーブルカテドラルは大理石でできた洞窟で、それがマーブルのような色合いをしていることからこの名で呼ばれている。
そこにはボートを使わなければ行けないので乗り場まで向かう。
どんなものか想像を膨らませて向かう。
さてどんな場所なんでしょう?
「これがマーブルか…」
つまるところマーブルオブザマーブルである。
マーブルチョコは全然こんな感じではないではないか!!どっからきているのだろうか。
と調べてみるとマーブルは「大理石」ともう一つの「遊びに使うおはじき」「色のついた変わり玉」という意味だった。
しずくが天井からしたたって落ちる様子は神秘的だった。
手こぎボートツアーでもこれます、これはこれで面白そう。
一粒で二度美味しい、チョコレートが頭から離れなかった。
ホテルと併設されているキャンプ場に泊まることにした。
ワンちゃんが迎えてくれた、懐っこい。
子どもから目が離せない親猫と遊びたい盛りの子猫。
色んなタイプの旅人がここには泊まっていた。ヒッピー系から山男など。
それぞれが楽しそうにしていて、それぞれの旅があるんだなあと思いながら。
自分の旅を思い返すきっかけにもなり、いままでの旅路を思いながらテントに入った。
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