【再出発】メデジン〜カリ -コロンビア
2017年9月11日
私が日本で療養中、自転車はカオリさんにご厚意で預かってもらっていた。
コロンビアに再び入国し、カオリさんの家にお世話になってから4日が経った。
泊まっているバックパッカーでボルダリングやらアマゾン料理を食べに行ったり堪能していたが、いい加減メデジンに前も含めて滞在しすぎだ。
なので11日の今日、出発することにした。
準備の仕方を思い出しながら荷造りをしてみんなが寝てる中、軽く挨拶して出発した。
「やっと出発だ…!」
久しぶりのライドはフラフラしながらの出発だった。
筋力の衰えも感じる。感覚を取り戻しながら走った。
坂を上っていたが、早々に息切れをおこして自転車を押す。
「こんなはずでは…」以前の自分ならこれぐらい余裕で走っただろうか。
すると自転車を積んだ車両がすれ違いざまに水を渡してくれた。
「ありがたい!」
その直後にレースなのか、団体のロードレーサーが通り過ぎていった。
参加者じゃないのに応援されるw
その1時間後に相変わらず押していると、散歩中のおじいさんに話しかけられる。
少し話して家に寄ってけといわれたものの今までの遅れを取り戻すため、連絡先だけ交換した。
昼になりレストランに寄った。ここのおばさんがとても愛想が良くニコニコ接客。
「なににするんだい?」と聞いてきて肉の部位のスペイン語を思い出せずにいるとわざわざその部位の肉を見せてくれた、迷わず牛を頼んむ。
清々しいほどのニコニコ。
コロンビア名物のバンデハパイーサ風、少し量が軽め。
愛想がいいうえに美味しかったため、チップがはずむ。
このレストランを出るときに色んな人に話しかけられる。
「いっしょに写真撮らせてくれ!」とお兄さんが来たかと思えば、おじいさんが私の背中をバシバシ叩きながら「頑張れよ!!」と喝を入れてくれたり。
散々上り15時頃には長い長い下りを走り出した。
下り坂は死の危険がつきまとう、一歩間違えば真っ逆さまだ。
前の転倒もあり、恐怖をとても感じながら走った。
山の上とは思えない町並み。
再び自然へ、絶景を走るのは怖くても気持ちが良い。
ある程度下ってきて平らになってきた。
川を渡す橋は道幅も狭いので毎回、気を引き締めて渡る。
橋からの景色。
16時半になり、そろそろ宿泊地をみつけなければ危なくなってくる。
久しぶりであるため、少し焦っている自分がいる。
道路横には絶えず民家があり、とても見つからずに野宿できそうにない。
18時過ぎたら日暮れてくるというのに17時半で更に焦って、場所は見つからないのに距離だけ稼いでいってしまう。
1度だけ、広い工事現場を見つけて入ろうとしたものの人が集まっててまだ解散しそうにないために断念。
ふと横を見ると横道になっていて、道路から見えない道を発見。
入ると民家につながっていて少し残念に感じたが、周りも薄暗闇になっていたため満を持して民家の方に交渉に向かう。
「手前の道路の邪魔にならないところにテント張って…一泊だけしていいですか?」
すこしお母さんは悩んだあとに「こっちに入ってこなければいいよ」と許可をもらった!
横に堂々とテントを張り始める。近所も少し離れているため、トラブルもないだろう。
久しぶりのテントはやっぱりサウナだった。
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