【日本】ヒッチハイクで神奈川から大阪へ【パート1】
2017年8月14日
ヒッチハイク当日
ヒッチハイクと宿泊に必要そうなものをカバンに詰めて担ぎ
実家から少し歩いた所で、ドキドキしながらスケッチブックを取り出して
大阪を目指すためにまずは「東名高速」とだけデカデカと太く書き
車が来るのを待つ、そして遠慮がちに頭の上に掲げた。
大阪に行きたかった理由は幼馴染がいま働いているので
会いに行こうというのがはじまりだった。
だけどただ会いに行くんじゃ面白くないので、手段を変えようと思った。
自転車で会いに行くにはまた自転車を買わなくてはいけない
歩いて行くには時間が掛かり過ぎる。
それならば、人と話すこともできるそれなりに速い
ヒッチハイクが最強ではないかという結論に至ったのだった!
はじめてから15分ほど
歩行者が来ては急いでスケッチブックを下げて
「なにも変なことしてませんよー」みたいな顔してみたり、ぎこちなかった。
土方のお兄さん達が私をみるなり、横に停まってくれた。
「これから厚木のほうに行くんだけど乗ってく?」
「はい!乗らせてください!!!」
はじめて止まってくれた喜びは半端じゃなかった。
なぜ停まってくれたのか聞くと
「いままで何度かヒッチハイクを見かけたことがあって、行き先が合わないということがあって今回ちょうど行く方面だったんだよ」
運が良かったー!
車で移動中に大阪ナンバーを発見!
「お、あの車とか大阪行きだから乗せてもらえばww一発で行けるよwwww」
「そうっすね、楽勝かもしれませんねwwww」
とか、あとは海外の話をした。
まさかの行きたかった海老名パーキングエリアに到着し、お礼を言ってお別れする。
ここは人がいっぱいいるから余裕だろう!と静岡と書いて先程よりも大きくあげる。
が、1時間経過しても誰も止まってくれませんwwwww
他にもヒッチハイクをやっている金髪兄さんがおり、親近感から話しかけてみると
「俺も捕まんないんだよー、こんなに多い場所なのにね」同じようだった。
2時間が経過しようとしていたところ
女子大学生らしき3人組がボックスカーから降りてこっちに向かってくる。
「やってること、おもしろいから乗せてあげるよ!」
マジかよ!!!
「もう一人、静岡方面行くんですが大丈夫ですか?」
「んー、あと一人しか乗れないかも。。」
とりあえず、金髪兄さんの所に話しに行く
「君が捕まえたんだし乗れば!」
「いやいや、先に待ってたんだし乗ってください」
押し問答の末、決まり手は私の押し切りだった。
金髪兄さんは車に乗って行った。
再び、開始して10分後にボックスカーの女性に話しかけられる。
「これから小田原行くんだけど、もし良かったら乗ってく?」やった!と喜びながら。
「乗ります乗ります!」
ドアを開くとそこは子供さんだらけだった…。
そしてなんと小田原行きは東名高速から降りるらしくルートから外れてしまう…
「お兄さんヤバイのに捕まっちゃったと思ってる?ごめんねぇw」
「いやいやw大丈夫っすよwwww」
少し思いました、すみませんwwwww
「なんなら海老名まで戻るけど…」
「自分が乗ると言ったんで!なんとかします!!」
「これからどこ行くんですか?旅行ですか?」気になったので聞いてみる。
「小田原のカマボコ工場に見学行くんですよー」
それを聞いて子供さんが
「えー、家でゲームやってたい~」
と任天堂Switchをやりながら駄々をこねた。
「こら!せっかく予約したのにその言い草!」
とすこし叱られ仲がとても良さそうだった。
そして小田原のパーキングエリアで降ろして頂いた。
再び静岡方面をかかげて、ヒッチハイクを再会。
するもナンバーがほとんど「湘南ナンバー」
これは希望が薄いと思い、東名高速を再び目指すため小田原厚木道路を降り
255号線の東名高速行きの車に乗せてもらおうと、再びヒッチハイクを開始した。
すると15分ほどで小型トラックが止まってくれて
「乗ってくべか?」
と運転手のオジサンに少しナマリ混じりに聞かれ
乗らせて頂くことにした!
オジサンはとにかくお喋りが好きなようで、とことん話を聞いていた。
東名高速の横を通りかかり、なんと通り過ぎてしまった!
「オジサン!東名高速通り過ぎました!ww」
「そうか忘れてたwwでもこれから静岡に行くべ、乗ってきゃいい!下道でいくべから、2時間は話きかせてやっからよwwww」
「わかりましたwwww」
わりとあっという間に2時間は過ぎ去り、東名高速の静岡インター近くで降ろして頂いた。
「ここだけの縁で忘れちまうから気にせずくつろげ!w」
と走っている途中に言っていたが、いざお別れするとなるとお互い湿っぽい空気がながれていた。
別れるときに
「次、乗せてもらうとしたらカワイイ姉ちゃんにしな!」
とオジサンに言われる。
「それもいいですが、オジサンみたいな面白い人いいですね!」というと照れくさそうにして走っていった。
続きます。