世界で孤軍奮走

元自衛隊が自転車で世界一周するブログ

【雲をめざして】コロンビア

2017年5月1日

 

5時きっかりに目が覚めて準備をする。

ホテルなので準備は楽だけど、Wi-Fiをしていたら出発が6時半になってしまった。

靴下を干しながら走ろうとくくりつけていたのだが

落としてしまい、お兄さんが知らせてくれてなんとか無くさずに済んだ。

 

よくチャリダーは衣服を洗い乾かしながら走っています。

 

朝のお散歩だろうか、犬の喜びが伝わってくる。

 

小規模の街に到着する。ここまで来るとこういう街も少なくなってくる。

 

ここでは、物を木のマンゴーに向かって投げて取っていた。

私も落ちているのを食べてみると世界が反転する衝撃を受けるほど美味しかった。

これが無料で食べ放題である。

 

ここから悪路がつづくのか、洗車するための場所が多く備え付けられていた。

 

このようにホースで水を無限に流している。

 

この周辺の川はほとんどが茶色になっている。

 

片方の木が折れてしまって道を塞いでいた。まだなにも対策しておらず

反対車線の車と道を奪い合うように走っていて恐怖を感じる。

 

お店を見かけ、暑さに辛抱堪らずアイスを買う。3000ペソ(120円)

 

アイスを堪能していると店員に話しかけられた。

「どこから来たんだ?」「アラスカだ」「マジかよ、すごいな」

といういつもの会話をする。

 

するとなぜか周辺の住人に私がいかにスゴイかを話し始めた。

ちょっと、そういうのはいいよ!!

 

と思ったが止められそうにないので

頃合いを見計らい「じゃ!」と言って出発した。

 

特大のイグアナ

 

橋を渡っていく、横を車が容赦なく通るので危ない。

 

川のスグそばを家が建っている。ほんの少し増水したら飲み込まれてしまうだろう。

 

ここで急斜面が私を迎えた。ここからが本番のようだ。

10時半には65kmを達成しており、メデジンまで楽勝かと思われた矢先に

この坂だ。2時間走っても終わりは見えず。 

 

オマケにパンクする次第だ。

 

上手くはまらずイライラする。

 

問題なく修理を終えると

同時に車から降りてきたお姉さんがバナナと20,000CPを渡してきた。

 

流石にお金は受け取れないと断り続けるが、譲らないため好意に甘えることにした。

 

お姉さんをお見送りした直後に強い通り雨が降ってきた。

なんだこの運命は!

アメとムチの連打だった。

 

大急ぎで屋根のあるところに自転車を引っ張っていこうとすると

入れてなかった荷物が転げ落ちる。最悪だ…逃げ場などない。

 

びしょ濡れになってから、鶏と豚の隣で雨宿りをする。

 

 

30分後に降り止み、出発するも腹ペコだった。

 

頑張って30分走り、レストランに駆け込んでメニューを聞くと

牛肉炒めポテトとライス付きだったので

「すっごく腹が減っててポテトとライス大盛りで!」

「おお、そうかい。でも値段はそのままでいいよ」

やさしす。 

 

食べ終わってから坂がどれぐらい続くのか聞くと

わざわざ運転手の人の所まで聞きに行ってくれて

「5kmだって!」とのこと

走ってみると、これは次の町への距離だった。まだまだ坂は続くのだった。

 

クラブのようなパーティ騒ぎをしていた。

 

先程通ってきた道が遠くに見える、こういう時に頑張った実感が湧く。

 

こんな山の上に街があった。

 

キレイなマンションまである。

 

街も終わり、再び山道。

 

ヒヨコが下に落ちており、上がるのに困っていた。

網の隙間から親鳥は迎えにいけずただただ見続けるしかないようだった。

 

天使毛玉。

 

もう少しで雲にまで到達しそうな高さになってきた。

 

 

とうとう雲にまで到達。

 

それから上り続けるが終りが見えず

民家の横にテントを張らしてもらえないか住民に聞くと即OK。

 

私が料理しているところを家族と犬2匹が興味津々で眺めていた。

今日はクリームパスタスープ。メチャメチャ美味い。

 

明日は雨が降らないことを祈りながら眠った。

 

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