【アミーゴ達】メキシコシティ〜リオ・フリオデ・ファレス【自転車走行情報】
1月9日
6時にパチっと目が覚める。
9時に出発予定なので自分の中で
出発というのを理解しているのだろう。
飯を食べシャワーを浴びてから
荷造りをする。が散らかり放題
昨日の内にある程度やっておけばと後悔。
荷造りの途中、アミーゴの人たちが近寄って
「ホントに出発するの?」
「出発やめればいいのに」と言われ
すでに泣きそうになる。
荷造りが完了し、出発することを伝えると
「出発するってー!」と皆に拡散され
わらわらとアミーゴの仲間たちがとたんに
吹き抜けに集まった。
みんなと出掛けたり、酒盛りしたり
馬鹿したり、恋をしていたり
退屈をしている暇など無かった。
5日いる予定が1周間、1ヶ月と伸びてしまった。
それが終わりを告げる。
記念撮影をし、少し喋っているときに
正直こんなに大勢に送って頂くとは思っておらず
私の身に余る送迎に、頭が下がる思いといままでの思い出で
みんなの事をまともに見れなくなってしまっていた。
最後にハグをして、手を振るなか自転車を走らせた。
少し走って後ろを振り向くとまだ見守ってくれていた。
アミーゴの皆さん、こんな未熟な野郎を
楽しい日々に巻き込んでくれて、ありがとうございました。
また、どこかで会いましょう。
寒い冬の気温だけど、天気は良好。日向は温かい。
ブカレリ通りの時計台
出発はだいぶ遅いけれど、走れるだけ走って野宿でもいいな
高いビルがなくなってきた。
進む度に段々と街並みが寂しくなっていく。
数時間後…
「この坂、いつまで続くの…」
郊外を抜け、汗を流し
坂を3時間ほどペダルをキリキリと回していた。
気温が低いのはせめてもの救いだった。
オアハカに向かって150号線を走っているものの、その道程は
合計5000アップぐらいはするハードな物になっている。
メキシコシティからはどの道を選んでも
坂は避けられないようになっているからだ。
久しぶりのライドで筋肉痛はないものの
鈍っているのを痛感させられていた。
そんな中、上りは終わり「やっと終わった…」
と思ったが時刻は17時半、もうすぐ日暮れだ。
気温は更に下がり、体中を刺すような冷風が
下り坂で勢い良く突き刺さる。
上がるも地獄、下るも地獄か。
勢いに負けず進ませると田舎町にしては
少し大きい山の町についた。
そこはリオ・フリオデ・ファレスという町で
とりあえず犬がそこら中に溢れかえっていた。
入り口で久しぶりの犬とのチェイスをして
「明日、出る時また追っかけてくるんか…」
と気が滅入る一方、お馴染みの消防署を探す。
何度も住民に聞きながら進むと小さいながらもあり
泊めてくださいと言うと
「ボスに了解を得てからだけどいい?」と言われ
承諾する。これは消防署で泊まれるパターン。
15分後
OKをいただき、シャワーにベッドに
だけど
いつもの喧騒がないこと、それだけが寂しく感じてしまった。
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