メキシコシティ【遠い理想郷】
12月27日
朝6時起き
まだ暗いメキシコシティをバス停向かって歩いていた。
トラントンゴ、そこには温泉が山程あるらしい。
私が探し求める理想郷もそこに存在するかもしれない。
いままでの経験から
「海外では温泉には期待してはいけない」
という教訓があったが、
人間の欲は底がない。理想を求めてやまない生物であると思う。
故にタカさんと理想郷を求めて、踏み出したのだった。
バスで北ターミナルに無事到着(学生証を見せたら何故かタダだった)
またここからイスミキルパンまで3時間乗る。
チケットがわかりにくかったが
バスの運転手に聞いて突き止め乗車。
バス内はトイレが付いていてションベン臭く、少し耐え難い。
窓からの景色
段々と晴れてきた
スペイン語ジュラシックワールドを見ながら
ウトウトしていたらいつのまにかに着いており
運ちゃんが覚えていてくれて、起こしてくれた。
それでなかったら通りすぎていたであろう。
目印も案内もなにもない場所だった。
下調べしたサン・アントニオ教会向かい側の建物を越えた先にある
広場からマイクロバスに乗り換える。50ペソ
昼飯60ペソ、美味い
ここからは悪路の上、高い崖のような場所も抜けていく。
少し恐怖を覚えつつ、到着を待った。
しばらくするとゲートのような場所に到着し
チケット売りが入ってきて120ペソ支払った。
ついに到着トラントンゴ!
ロッカーを50ペソで借り必要なものだけ持って温泉へ。
まずは洞窟温泉、下の方から入る
「ん、ヌルい…」上からお湯が流れてきて壮大なものの満足しない。
次に上の狭い温泉、「温かい!!」が人が一杯のため
一方通行で通り過ぎるようにして入っただけ
満足しない…
次は橋を渡った側に向かうも70ペソの追加料金だったので後回し。
来た道を戻り、川のような温泉に入る。
ヌルいものの壁を背に陽にあたりながら入るとマシ。
タカさんは先ほどの70ペソから流れてきているお湯のため
「ここは貧民の湯だ!上から富豪がションベン流してるのに入っている」
といっていた。言わないで欲しかった。
審議の結果、70ペソの方に入ることにした。
「やっと富豪のいい温泉にいける」
温かい湯船には人がごった返していた。
湯温も38度ぐらい、おしい…
私達は安らぎの場所を探してきただけなのに
残ったのは虚しさだった。
こんな気持ちになるのなら来ないほうが良かった。
そう思いかけた時、タカさんが
「ここ登れるようになってて、上に温かいのがあった!!」
なんと!登ってみると先ほどより温かい温泉があるではないか。
2時間ほど堪能し、ホクホクした
皆さんにはオススメのプランとしては
異性と来ることを推奨しよう。
水着で混浴で二人の仲は急接近するであろう。
帰る途中、私達は
次は異性来ることを誓い合ったのだった。
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