【二度ある事は】CerroSombrero〜Onaisin−チリ
2018年5月8日
シロと別れてから5日目、風には困らされているものの最南端を目指して走っていた。
ここでアルゼンチンを目指す関係上、チリに再び入国してセロソンブレロのツーリストセンターでキャンプしていた。
見てください!こんなキレイなシャワーまであるうえに、Wi-Fiまでついてるところなかなかない。
だから昨日はメンタルが少しだけ癒されから眠って、スッキリして目覚めました。
ただただ荒野が続く大地、果てにあるのは希望か?虚無か?
チリ側のバス停はしっかりした作りのものが多く、野宿余裕である。
建物も1時間に見かければいいほうなので、雨が振られたら逃げ場がない。
といっても雨が降るようなことはここのところなく、安定した天気が続いていた。
それと気がついたのは、車のドライバーがやたらめったらクラクションを鳴らして構ってちゃんをしてくることがほぼなくなったことだ。
ちょっと控えめに「ププッ!」はあるが節操のない「プププップ!!プププップププ!!!」とかないのでストレスフリーだw
思い返すとボリビア以降で自然に減っていってた。実に良い傾向だ。
どうぞ飯食ってください!!!
と言わんばかりに座る場所があったので、おもむろにパスタを茹で始める。
お湯を切りつつ別の器に入れて、お湯はスープにしてパスタはマヨネーズと塩で味付けして、パテ(肉をパンとかに塗るようにペーストにしたもの)を添えて食べる。
パテ食いすぎていい加減飽きてきたどころか、拒否反応一歩手前だ。
←2ヶ月前、2ヶ月後→
羊が腐るほど居た。飼い羊だと思うがこれだけいて管理なんかしきれないと思う。繁殖するも逃走するもし放題だろう。
つまりここは羊たちのユートピア。
チャリダーたちの間で有名なオナイシンのバス待合所。
だいたいみんなここで一泊していくのだった。私も例に溺れず泊まっていくことにした。このまま進んでも何もないだろうから。
中はこんなふうになっています。
自分のものじゃないのにみんな、我が物顔で書いたんでしょうね^^
ここまでたどり着いたら自己主張したくもなるか、とか思いながらノンビリして「このままのんびりしてたいっ…」とか考えていると
ガチャっと入り口のドアが開いた。
「うわ、誰か来ちゃったよ気を使うから勘弁してよー」
うへあーとか思っていると
「おいミチコ!変な動物が中にいるぞ!」
とその男が言った、変な動物とは失礼な!ってなんだか見覚えがあるぞ…。
なんと二人とはボリビアとアルゼンチンのチャイテンで会っているチャリダー夫婦のパコとミチコさんでした。
2度目の再会は連絡していたのもあったのでわかっていたけれど、今回はまったく連絡していなかったので、偶然の再会に驚きを通り越して「またかwwww」みたいな親密な空気が流れる。
彼らはプンタアレーナス方面から来ており、北からと西からの交差点での偶然の再会だった。
近況報告も兼ねて話も弾む。夕食も一緒に作らせてもらって、というかほぼごちそうして頂いたww
もうここからは道を選びようがないので、明日から一緒に走ることにした。
楽しくなりそうだと期待しながら眠りについた。