世界で孤軍奮走

元自衛隊が自転車で世界一周するブログ

【南の元軍人】トゥルカン -エクアドル

2017年9月27日

 

昨日の18時過ぎに到着すると

「ちょっと遅くなって申し訳ないな…」と思っていたら、家族が大歓迎してくれた。

 

スペイン語で話しかけようとすると

「うちは英語でいいよ!」とこの家族の大黒柱でホストになってくれたティムが愉快そうに言った。そういうと「晩御飯を買いに行くから着いてきて!」というから着いていくことに。

 

やっぱり急な訪問で私の分の夕食が用意してなかったらしい、申し訳ない。

 

ティムはアメリカ人で元軍人で

さらに日本でも外国人部隊として働いていたことがあるらしい。

 

なにやら聞いたことある日本がポンポンとでてきて親近感がわく。

「日本にあるHUBにはよく行ったもんさ!HAHAHA!」といった具合だ。

 

ティムはいま軍人ではないらしい。

そして「もう軍人はやらないの?」と聞くと

 

「もう…いいかなw」何があったかはわからないが

「私も同じだw」と私も同意見で笑った。

 

その日はチキンとポテトのセットを食べて、大きなソファでベッドを作りゆっくり寝た。

 

 

今日は朝から観光に連れて行ってくれるらしい。

ティムは仕事なので、もう一組の結構前から泊まっているカウチサーファーが案内してくれるらしい。彼らはカップルでアメリカ大陸を北上しているらしい。

 

カップルで旅するのは外人でよく見る、お互いに気を許せているからこそできるのだろう。よく結婚する前に山登りや旅にでるといい、その人の本質が見れるというが本当にそう思う。

意気込んででたはいいけど別れた話もよく聞く。

 

 

 

それなりの規模の街にはこういう街文字の建造物がある。

 

 

アヨラ公園という草木が面白い形に揃えられている公園にやってきた。

 

 

なにやら遺跡っぽい、インカ文明だろうか。

インカ帝国世界遺産の「マチュピチュ」やクスコに関係している。

ここにもその血が流れているのかもしれないと太古のロマンを感じる。

 

 

たらふく食べたであろう猿

 

 

ペンギン。かわいい。

 

 

トゥカン…だろうか

 

 

ゾウ…?

 

 

落書きのようなウサギ…なんか適当じゃないか?!

 

 

上から見たらこんな感じでキレイ。

 

 

こういう建造物があるってことは。

 

 

公園といいましても、墓地でした!

 

公園を出て街の中心に向かって歩き始める。

 

 

この銅像、あとに訪れたキトでも見た、さぞ有名なのだろう。知る由もないが。

 

 

なかなか発展している街だった。活気がある。といって悪いイメージもわかない。

 

メルカドの市場に入る。

「ここのミルクセーキが美味いんだよ!」といってオススメしてくれたので飲む。

美味しい上に「ごちそうさ…」まで言ってグラスを渡すともう一杯ついでくれた。

おかげさまでガブガブになるほど堪能。

 

 

朝のサラリーマン風の食べ方をしている。洒落てる。

 

 

ついLの字を見てシャッターをきる。これはどこの字体だろうか。

 

 

次に訪れたパン屋では「いま、パンを焼いてるんだけど見てくかい?」

と仕事場を見せてくれた。いい表情をしている。

 

 

 

オススメのコーヒー屋らしいが午後3時かららしい。

 

12時頃にもなりカップルはバスに乗って遠出するらしいのでお礼を言って別れる。

 

 

一人で家に戻ってみるとティムが夜の為に料理を大量に作ろうとしていた。

「なにか手伝うことある?」というと

「いっぱいあるよ!手伝ってくれ!」と手伝うことになった。

 

ティムはアレパやアレパ用のアボカドソース、サルサソースにサラダを用意していた。

ここのアレパはメキシコのタコスのように好きな具材を取って食べるようだ。

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野菜を切ったあとは

私はただひたすらに、ひき肉を炒めていた。

ただひたすらに、このために生まれてきたように。

 

それですべての準備は整い、夕食までゆっくりしていた。

「これから南下していくなら、色々オススメ教えるよ!」とティムが言うので、これからのルートの作戦会議をすることになった。

 

「この街から南下すると3つのルートがある。ひとつは直接まっすぐ行く山コース、西から迂回して海岸を通っていくコース、あとは森の中を進むけど平らな東コースだ。」

 

「チリはピウラからトルヒーヨまで危ないって聞いてるんだよね…」

 

とさまざまな話が展開して

「キトまで行ってから、東のプヨに行って南下することにするよ!」ということになった。

 

あんまりチャリダーでこのルートは聞いたことないので、丁度よいかもしれない。

 

 

夕食は奥さん娘さん、カップルが帰ってから盛大に始めた。

乗せすぎてこぼれたりしたが、とても美味しかった。

あと意外にもチリソース味はいけると思った。

 

これをキッカケにエクアドルでチリソース中毒になったのは別の話。

 

 

 

カップルたちと

 

ティムと。ありがとうティム!!

 

 

 

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