なぜ世界を回るのか
今、旅を始めて二ヶ月と十日ほど経ちました。
始めたころの新しい物や人に触れ
身体中に熱が走り
旅に恋でもしたような日々は過ぎ去り
ただの理由ではこの旅は無意味とさえ
少し感じるようになっています。
そこで
旅を続ける理由を思い返したくなりました。
私は新しいものが好きです。
初めて見る景色や文化、それに刺激を感じます。
小さい頃にゲームをするときは
何度も最初から遊んで、クリアは少なかった。
それは旅立ちの瞬間が好きだからです。
希望に溢れ、なにが待ってるかワクワクし
皆の期待のなか出発する。
そんな始まりがたまらなく好きです。
いまの私は、旅立ちは終わり
非日常が"日常"となってきています。
それは例えるなら、日本にいてゲームしていた時と変わらない日々。
日本といたときと変わらないなら
いまの日常を旅にしている理由なんか見当たらないと思います。
この旅をほっぽって帰ってしまっても同じじゃ…。
と思ったときも正直あります。
そこで最近なんとなく感じているのは
【人と関わっているとき喜びを感じている事】
「世界はくだらないし、友情や愛情は存在しない」
誰かが斜に構えて、冷めたようにこぼした言葉でした。
そこで私は世界を巡り、色んな人の話を持ち帰り
そして
【世界の暖かさを証明したいんだと思います】
それが私の理由です。
はじめに
旅前
走り出し
次記事
前記事